闇金から借りたら銀行口座凍結された!解除するにはどうすればいい?
闇金を利用する過程で、銀行口座を凍結されるケースがあります。
事前の連絡や告知もなく突然執行される口座凍結は、いざ直面すると極めて厄介な問題です。
まず口座が凍結されることによる主な影響を見てみましょう。
★口座に入っているお金が引き出せなくなる
★公共料金などの自動引き落としが行われなくなる
★状況によって新規の口座を開くことができなくなる
いずれも死活問題といえます。
特に警察庁が作成して各金融機関に展開されている凍結口座名義人リストに名前が載ってしまうと、他の銀行でも新しい口座が開けなくなります。
銀行口座は生活していくうえで多くの人にとって必要不可欠であるため、凍結された口座は早急に解除する必要があります。
なぜ口座凍結されるのか
まず口座が凍結される理由を説明します。
闇金業者に借りたお金を返済するとき、自分の銀行口座から振り込みを行うケースが主に問題になります。
このときもし、闇金業者が指定する振込先が他の債務者の口座になっていたらどうでしょう。
見た目上は自分の銀行口座が闇金の貸し付けに使われていることになり、警察からは闇金取り引きへの関与を疑われてしまいます。
そしてさらなる被害を防ぐために、警察から指示を受けた銀行が口座を凍結するのです。
これとは逆のケース、つまり自分が闇金から融資を受けて振り込まれたお金が他の債務者からの返済金だったという場合も同様です。
闇金業者が取引に架空口座を使うことはよく知られていますが、債務者の口座を別の債務者への貸し付けに利用するこの手口も多く用いられています。
闇金側からすればリスクを抑えながらお金の回収と貸し付けを同時に行えるというメリットがあるわけです。
凍結された口座はどうなるか
凍結された口座とその残高については、振り込め詐欺救済法に基づいて次のような流れで手続きが進められます。
★預金保険機構による対象口座のインターネット公告
★一定期間後に口座名義人の失権
★被害金支払いを受け付けるインターネット広告
★被害者による被害金支払い申請
★被害金支払い
対象口座は犯罪利用口座として扱われるため、失権までに凍結を解除しなくてはなりません。
失権後は残高が被害者の救済を目的とした資金分配に使われることがあるためです。
口座が凍結されてしまったときは
いったん口座が凍結されてしまうと、そう簡単には解除できません。
犯罪利用口座の名義人には闇金業者の一味であるという嫌疑もかかります。
きちんと身分を明かして警察や銀行に経緯を説明しても、この疑いを晴らすことは困難を極めます。
財務局に情報提供を兼ねて凍結解除の要請を出すという方法もありますが、これも容易ではありません。
凍結を解除するためには法律のプロに相談を
口座凍結を解除するための最善の方法は、その道のプロに依頼することです。
ここでいうプロとは法律の専門家、弁護士もしくは司法書士です。
彼らは法律家のみが入手できる専用の書式を用いて、銀行へ直接要請書を提出することができます。
独力で手続きを行う場合に比べてはるかに早く、そして確実です。
場合によってはすでに支払ったお金を取り戻せる可能性もあります。
闇金にからむ悩み相談は弁護士、司法書士へ
口座凍結に限らず、闇金に関する問題に悩んでいる場合は弁護士か司法書士へ相談することをお薦めします。
あっさり事態を解決する法律家の力を垣間見たとき、長い間一人で悩んでいたのが馬鹿らしくなるかもしれません。
闇金と戦う正義の法律家、坪山代表
ウォーリア法務事務所の代表を務めるのは、司法書士の坪山正義氏。
債務者を苦しめる闇金業者に対して一歩も引かず、毅然と戦う正義の法律家として知られています。
空手家でもあり日々ウエイトトレーニングも行っている坪山代表は、心身ともに頑強な人物です。
かつてはバイクで日本一周やアメリカ一周まで成し遂げるなど、バイタリティも溢れんばかり。
脅し文句や強引な手口で取り立てを迫る闇金業者にも臆することなく立ち向かうその強い姿勢は、依頼者にとって頼もしい限りです。